アトリエ1/f vol.12 2023年3月6日 啓蟄
初侯 蟄虫啓戸 (すごもりのむしとをひらく)
啓は開く、蟄は隠れる籠るという意味の言葉です。
冬のあいだ土の中にいた虫たちが「戸」を開いて顔を出す。
暖かくなってくるこの時期を、ぴったりな言葉で表現していますね~。
春という字に2つ虫をつけると「蠢く (うごめく)」となります。
生き物がいっせいに動き始めます。 昔の人達の自然を感じて表現する力に感動します。 私たちも、ぽかぽかした暖かい日は部屋の中にいることがもったいなくて、
何かしら動きたくなります。 自然はそんなふうにできているのだと思います。
日の光の恩恵は絶大。
心の安定に欠かせないセロトニンの分泌を促し、骨も丈夫にし、体内時計も整えます。
啓蟄の時期だろうがなんだろうが もうずっと外に出られない出たくない…
そんな人もいると思います。
外は危険? 安心できない? そのブロックを紐解いたら外に出られるかな? 記憶されているブロックや傷を書き換えることができたら。 そのブロックが何でもないことを感じられたら。 扉を開けて進むことができるかもしれません。
一歩出たら お日様の下で 身体を伸ばして大きく深呼吸。
そこからまた 新しい世界が広がるはず。
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